2015年04月11日

ジーン・セバーグ『悲しみよこんにちは』


 やはり見てしまいましたね。
 フランス映画とばかり思っていましたが、英米合作映画です。なにしろ、英国を代表するデボラ・カーとデヴィッド・ニーヴン出演ですから。

 「セシルとシリル」は原作の方ですね。まぁ、映画ではシリル(フィリップ?)はどうでもいい役ですが、エルザ役がミレーヌ・ドモンジョだとは知りませんでした。一般にはブリジット・バルドーの後塵を拝していましたが(バルドー1934生、ドモンジョ1935生)、可愛い、「ニン」にあった役でしたね。「BB」なんて言われて、「MM」のマリリン・モンローと並べてマスコミが騒いでいたのを記憶していますが、バルドー本人も「足元にも及ばない」とか発言しているそうですが、私もそう思います。
 あっ、そうだ「CC」−クラウディア・カルディナーレもいましたね。これで米仏伊が揃いました。可哀想なことに全員「セクシー女優」のレッテルが貼られてます。

 さて、デボラ・カーは何と言っても「王様と私」ですか。ケイリー・グラントとの「めぐり逢い」やグレゴリー・ペックとの「悲愁」、そしてドナ・リードも出ていた「地上より永遠に」などですが、残念ですが記憶にありません(「<ここ>より<とわ>に」なんて言うのだけ覚えていますが)。

 それにしても、まぁとんでもない男ですよ、レエモンは。アンヌもなんで、あんな男と、と思いたいところですが、なんか、それはそれとして見てしまいました。

 若い友人に、「おーい、みんな英語をしゃべってるぞ」と思わず怒鳴ってしまいました。子どもの時は、字幕を追うのすら大変だったので、フランス語も英語もとんと区別はつきませんでした。
 見終わって、彼は、「やっぱりフランス映画だ!」と、文句をつけていました。いえ、アンヌが、「自殺」ではなく自動車事故で死んだ、という件。私はうろ覚えで、セシルの「奸計」に絶望して自殺したと思い込んでいましたから(原作を読み直そうとは思いませんが)。

 『勝手にしやがれ』(フランス1959)の一年前なんですね、『悲しみよこんにちは』は。
 「セシルカット」で有名な、ジーン・セバーグを世界的な大スターにした映画です。でも、残念ですが「超一流」とは行きませんでしたね。というより、この映画は、今となっては、フランス・ブルジョアの(ピケティの題材にもなりようがない)「頽廃」を描いたもの。サガン作品も、青春文学ともてはやされていますが、さて、どうでしょう。「フランス」「青春」と聞くと、ポール・ニザンを思い出してしまいます(苦笑)
 優雅な別荘ライフはコート・ダジュールです。もっとも、地中海は心騒ぎます(笑)。
 
 監督のオットー・プレミンジャーは、マリリン・モンローの「帰らざる河」、フランク・シナトラの「黄金の腕」、「サマータイム」で有名な「ポギーとベス」(1959年)のメガホンを取っているのですね。それにポール・ニューマンの「栄光への脱出」も彼の監督です。そうしてみると私は結構、この監督の映画を見ています。



posted by 風游 at 00:17| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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