2012年07月01日

森見登美彦『宵山万華鏡』

 かつて高校生の時、「宵山」なるものを見んと、一人で「阪急電車」に乗って四条河原町まで遠征した。まだ市営地下鉄は無かったが、京都市に入ると阪急電車は地下に潜った。年がばれる(笑)。それ以来、宵山は格別の「京都」になった。とはいえ、二度目に訪れたのは、何十年も経ってからのこと……。
 山鉾巡行は、その時が初見。御池通が有料観覧席?多分三条河原町辺りではなかったろうか、芸妓さん(舞妓さんではない)の一団に接近遭遇。梅雨明け前の蒸し暑い中、いかにも涼しげに談笑していた。

 さて、森見登美彦『宵山万華鏡』である。文庫化で即購入。朝日新聞連載の「聖なる怠け者の冒険」の時に拾い読みしていたが、「宵山」にビビッと来てしまった。小松和彦の『京都魔界案内』という名著があるが(なんと解説は京極夏彦である)、虚実ない交ぜ、というより、まぁ、ファンタジーですな。すべて「タネ」がある、と思わせておいて、とうとう「謎」は「謎」のまま、「大団円」?その意味ではタネがあると思わせた分だけ、損をしている、というのが率直な感想。意味のない荒唐無稽さに徹すれば、それもまた良し、であるのに。
 次は京大つながりで万城目学か(笑)。そうだ、京都に行こう!大飯の帰り道か!
posted by 風游 at 22:59| 沖縄 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
京都つながりで万城目ではなく、森見の『夜は短し歩けよ乙女』を購入!
はちゃめちゃさは相変わらずだが、やはり京都ですな(笑)
うーん、風游子は「京都コンプレックス」か(苦笑)
Posted by 風游 at 2012年09月01日 00:34
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