2012年09月23日

村上春樹『国境の南、太陽の西』

 大ベストセラーを連発しているが、ほとんど興味が湧かなかった。しかし、社会現象とさえなり、単行本から文庫へ、どの本屋でも平積みされている『1Q84』を見るたびに、「読んでみるか」と思ってはいた。
 そんな時、ふと眼に入ったのが本書である。何よりタイトルに惹かれたと言っても良い。まぁ、その時点で「村上春樹の勝ち!」か。なにしろ、沖縄を思い出しても、ナット・キング・コールは思い浮かばなかったのだから。(苦笑)

 しかし、正直なところ、五分の一?四分の一ぐらいまで読み続けるのがしんどかった。「ライトノベルの純文学?」それとも擬私小説風青春モノ(あるいは私擬小説風)?はたまたミステリー。齊藤美奈子なら「不倫小説!」と切って捨てるところか。
 一人称の荒唐無稽話と何かしら意味ありげに書き綴られる心理描写は「推理小説」や「冒険小説」「謀略小説」ならともかく、「私小説の伏線」は辛いモノがある。

 村上春樹はアートである。
 若い友人が力説していたが、「エンタメにもならないアートとはなんぞや」と切り返せばよかった。

posted by 風游 at 21:44| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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